ライフサイエンスがもてはやされているのは、それだけ多くの信任を得ているからといえるでしょう。そもそもライフサイエンスとは、生命科学のことであり、医療の現場においても知られています。日本においては、高齢化社会の進行が大きく取り上げられる中、福祉医療分野の充実が喫緊の課題にもなっています。厚生労働省や関連省庁においても、はやめの対策を講じる必要性について言及しています。とりわけ、地方山間部の医療現場は危機的状況ともいわれています。
ドクターヘリやへき地医療などといったことに活路を見いだそうとしているのが、昨今における地方山間部の現状であることは多くの人に知られています。医師や看護師などの従事者不足の問題も顕在化してきており、待ったなしの現状にあえいでいるのです。そんな中において、ライフサイエンスへの期待感が高まっています。診療所やクリニック、病院などがあったとしても、現場で働く従事者がいなければ、充実した治療を受けることはできません。
ありとあらゆる分野において、ネットワークサービスのプラス面がクローズアップされている中、地域医療の現場にもその恩恵がもたらされています。いわゆる画像診断と呼ばれるものであり、医師のもとを訪れないで、診察を受けることが可能なのです。寝たきり患者や移動手段を持たない人にとっては、何ともありがたいサービスということができます。加えて、訪問看護や訪問介護などにもタブレット端末などが活用されるなどネットが大活躍しています。
介護施設やケアハウス、老人ホームなどにおいても、介護士やケアマネジャーなどの担い手不足の問題が顕在化してきています。そんな中において、介護ロボットと呼ばれるロボットなどが大きく注目を集めています。ロボット社会を打ち出す政府主導の取り組みも後押しとなり、その数も多くなってきています。ややすれば、ロボットという言葉に難色を示す人もいますが、間違いなくその有用性が認められてきています。今後においても、期待の声が寄せられています。
16 Jul 2016


